本のおすすめ

2006/09/15 西田顕郎

 本ばかり読んでないでいろんな体験や出会いから学ぶことが大切ですが、そうは言っても、学生さんはあまりに本を読まなすぎです。若いときにいろんな本を読んで、知的な関心領域を広くし、頭の中の引き出しを整備しておくことは重要です。どんな本を読むかは、それこそ自分自身で決めること。でも、なかなか自分ひとりの関心領域を自分の「興味」だけでで広げるのは大変なので、ある程度の外的な刺激や動機付けも、学生さんには、ときには意味あるかもしれません。そういうわけで、以下、私の主観で選ぶ、大学生(20歳前後)へのおすすめの本を示します。


「ご冗談でしょう、ファインマンさん」リチャード・P・ファインマン

「鏡の中の世界」朝永振一郎

「忘れられた日本人」宮本常一

「老人と海」ヘミングウェイ

「熱気球イカロス5号」梅棹エリオ

「文明の生態史観」梅棹忠夫

「流れる星は生きている」藤原てい

「大地の子」山崎豊子

「読書について」ショーペンハウアー

「中谷宇吉郎随筆集」中谷宇吉郎

「第二芸術」桑原武夫

「二重らせん」ジェームス・D・ワトソン

「竜馬が行く」司馬遼太郎

「月と六ペンス」サマセット・モーム

「青春を山にかけて」植村直巳

「五重塔」幸田露伴

「ソクラテスの弁明・クリトン」プラトン

「昆虫という世界」日高敏隆

「フランクリン自伝」ベンジャミン・フランクリン

「きけわだつみのこえ」日本戦没学生記念会編

「外国語上達法」千野栄一

「南極越冬記」西堀栄三郎

「Made in Japan わが体験的国際戦略」盛田昭夫

「代表的日本人」内村鑑三

「武士道」新戸部稲造

「残照のヤルン・カン」上田豊

「アーロン収容所」会田雄次



教科書は入っていません。しかし、こういう本とは別に、教科書(専門書)は、絶対にこつこつ読むべき(それは「読書」ではなくて学習・訓練)。

ひとりの著者にひとつの本しか挙げていません。しかし、上に挙げたほとんどの著者は、他にも素晴らしい本を書いています(梅棹忠夫なら「情報の文明学」「わたしの人生論」「モゴール族探検記」「知的生産の技術」など、桑原武夫なら「論語」「文学入門」など、司馬遼太郎なら「坂の上の雲」など、サマセット・モームなら「人間の絆」など)。

あまり長い本は挙げていません。あくまで学生さんの「入口」として。「大地の子」「竜馬が行く」は長いですが、すらすら速く読めます。

ちなみに梅棹忠夫と梅棹エリオは親子です。なんちゅう親子だ...

政治的な論争のある著者は挙げていません。

いわゆるジャーナリストが、いろんな人にインタビューして書いた本も入っていません。そういうのにも面白い本はいっぱいありますが、なぜか長く心に残ったりはしないのです。


「千葉大学教員の選んだ100冊」

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アメリカ図書館協会の、大学生むけ推薦図書