英語の勉強法

2011/07/29 奈佐原顕郎

 英語の勉強法に関するコンテンツは無数にあるが、ここでは、筑波大学の学生さんを対象に、英語勉強法のコツを私自身の学習・教育経験に基づいてメモしておきたい。

1. 量をこなすこと。

 そもそも、学生さんのほとんどは、英語を読む量・書く量・聞く量・話す量が、圧倒的に足りない。どんな技能も、ある程度の量をこなさねば身につかないのは当然である。

2. 日本語の段階で簡潔・論理的に表現する練習をすること。

 論理的で簡潔な内容は, 日本語でも英語でも表現しやすいしわかりやすい。なので、「英語で考える」という器用な芸当ができなくても、日本語のレベルで簡潔・論理的に思考し、表現する癖をつければ、かなりの程度、英語でも戦えるのだ。といっても、私は、「英語は日本語よりも論理的な言葉だ」という、よくある言説に与するものではない。簡潔な論理はどんな言語でもわかりやすくて扱いやすい、と信じているだけである(サピア・ウォーフの仮説とかは知らん)。

3. 大きな声で、ゆっくりはっきり話すこと。

 学生のほとんどは、英語で話すとき、声が小さすぎる。英語で話すときは自信がなくなるので声が小さくなりがちだが、そうなるとますます相手に伝わらない。開き直って、口を大きく開けて、大きな声を出すこと。また、焦ると早口になってしまうので、意識的にゆっくり話そう。そうすると落ち着いてくるし、頭の中で次の言葉を探す時間も稼げる。英語を話す人の多くは、こちらがゆっくり話すことに苛立ったりすることはない。

4. 英語以外の学力で負けないこと。

 どんな議論であっても、その内容をより深く知っている方が優位である。英語での議論では、我々は言語表現力で劣位に立たされることが多いので、議論の内容や、その基礎の部分の学力で優ることが必要である。内容で優れば、心理的に優位に立てるので、英語もうまく口から出てくるようになる。